ディカプリオのアカデミー賞受賞でタイタニックを思い出す

ついにレオナルドディカプリオがアカデミー主演男優賞を受賞しましたね。
ディカプリオで僕が思い出すのはやはりタイタニックです。
と言っても、その理由はおそらく普通の人とは違うものなのですが・・・・
ペルージャで暮らし始めた頃に公開されたのがタイタニックで、イタリアで僕が初めて見た映画でした。
異国で見る初めての映画、イタリアの映画事情にもいろいろと驚かされたものです。
まずは価格。
曖昧な記憶なのでもしかしたら多少違ってるかもしれないんですが、大人1枚800円ぐらいでした。
さらに学割は約500円。
日本と比べるとビックリするぐらいの安さです。
次に驚いたのは映画館です。
昔の劇場をそのまま使っていたらしく、やたらと豪華なんです。
オペラが始まりそうなぐらいなんか中世な空間でした。
そんな環境で初めて見た映画タイタニック。
おそらくご覧になられた方も多いと思いますが、僕は人とは違うかなり変わった経験をしているんです。
その変わった経験とは何かと言いますと、<< セリフを全く覚えていない >>んです。
大学の友人に誘われタイタニックを見に行くことになった僕。
ペルージャで暮らし始めてまだ1ヶ月も経ってない頃で、もちろん映画で使われるようなイタリア語を理解できる訳もありません。
しかもその頃の僕は、まだ耳が慣れなくて普通に話すときも相手の目じゃなく、口の動きを見て、そこから言葉を推測しながら会話するようなレベルだったんです。
ちなみに英語も全然ダメです。
そんな語学力なので「英語のセリフにイタリア語の字幕って厳しそうやなぁ・・・」なんて思っていたのですが、しかし。
映画はまさかのイタリア語吹き替えでした。(汗)
ディカプリオが話すオリジナルはもちろん英語です。
そこにイタリア語の吹き替えが入る。
ということは、
<< 英語の口の動きにイタリア語がかぶさるんです。 >>
 
口の動きの助けを借りてもおぼつかない当時の僕にとってこれは厳しすぎました。
物語の序盤にしてセリフを理解することをあきらめた僕は、役者をガン見することにしました。
聴覚を遮断して、視覚でなんとかしようとしたんです。
もちろん、なんとかなるはずもなかったんですが。(笑)
タイタニックは、僕が今まで見た映画の中で、間違いなく1番役者の表情に集中した作品だったと思います。
今回のアカデミー賞受賞のニュースを見て、久しぶりにペルージャで見たタイタニックのことを思い出しました。
日本に帰ってからも結局タイタニックは1度も見てないんですけど、DVD借りに行ったほうがいいでしょうかね~?
タイタニックの感想が、
「感動した」
でも
「面白くなかった」
でもなくて、
「セリフ全くわかんなかった」
なのはちょっとどうかと。(苦笑)

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