3度目の3.11に寄せて

1998年1月17日。
僕にとって2014年3月11日は、1998年1月17日でもあります。
写真は今朝通勤途中に見た神戸の中心地、三宮のメインストリートです。
「両側のビルがバタバタと倒れてたこの道を、車が普通に通れるようになったのって何年目のことだったかなぁ・・・」
ふと、そんなことを思い写真を撮りました。
kobe.jpg
あの日から3年。
被害に違いがあるとはいえ、神戸のときと比べると復興の歩みは遅いように感じます。
今朝の新聞広告「こうべといわてのテとテ」に載っていた岩手県の20歳の男性の
『・・・どうなれば復興完了なのかな』
という言葉が胸に突き刺さりました。
19年歩んできたはずなのに、明確な答えが出せませんでした。
「復興という言葉が使われなくなったとき、それが1つの復興完了なのかな・・・」
そんな気がしました。
電気がつくことのありがたさ。
安全な水を飲めることのありがたさ。
そしてなによりも、命の大切さ。
助けあうこと、譲りあうこと、相手を思うこと、絆。
節目の1日を切り取るだけではなく、あの日あのときに感じたことを思い出して、そこからの3年間に思いを馳せて、これからの長い道のりを一緒に歩いて行ければと思います。
最後になりましたが、震災で亡くなられた方のご冥福をあらためてお祈りするとともに、被災された方が1日も早く平穏な日常を取り戻されますことを願っています。
この世界が、誰もが相手を思いやる、愛と平和にみちた世界になりますように。
Amore e Pace.

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