鶏肉の猟師風煮込み、カッチャトーラ

alla cacciatora(アッラ カッチャトーラ)で猟師風という意味なのですが、地方によってトマト入れたり入れなかったりする模様です。
まぁ、このあたりはいかにもイタリアらしい地域性といったところでしょうか。
日本ではカチャトーラと言われたりもしますが、とりあえず今日はトマトを使わず水だけで煮込んでみました。
煮込んだりするのでそれなりに時間はかかってますが、調理の途中で放置したままでもけっこう大丈夫な楽ちんレシピですのでお気軽にどうぞ。
cacciatora.jpg
【材料1人分】
骨付き鶏肉 250g
つけあわせのジャガイモ 1/3個
EXオリーブオイル 50cc
赤ワインビネガー 50cc
白ワイン 100cc
水 300cc
ニンニク 1片
唐辛子 1本
バター 10g
塩(細粒)、黒胡椒、強力粉、白ワイン、イタリアンパセリ 適量
【作り方】
鶏肉を常温に戻し、ちょっと強いかなぐらいに塩、胡椒して5分ほど置き強力粉をはたきます。
ジャガイモをやや厚めにスライスします。
ニンニクを包丁やビンの底で潰し、皮と芯を取り除きます。
冷たい状態のフライパンにEXオイルを入れ、ニンニクを加えます。
フライパンを傾けてニンニクを揚げるような感じにして中火で加熱し、沸騰してきたら弱火にします。
唐辛子は縦に2つに割って種を取り除きます。
ニンニクがキツネ色になってきたらフライパンを火から外し、唐辛子を加えフライパンを回してオイルに辛味を加えます。
ニンニクと唐辛子をいったん取り出して中火強にして、鶏肉を皮目から焼いていきます。
ジャガイモも入れて、一緒に火を入れていきます。
(焼くと揚げるの間ぐらいの感じです)
鶏肉はあまり触らずにしっかりと焼き色をつけます。
焦がすのはダメですが、焼き色が後で煮込んだときソースのコクになってくれますので、出来るだけ我慢してしっかりと焼きます。
きちんと焼き色がついたら、裏返して同じような焼き色がつくまでしっかり焼きます。
両面焼き色がついたら、ジャガイモを取り出して油を20ccほど残して余分な油を捨てます。
鶏肉と残しておいた油20ccを片手鍋に入れて中火強で加熱し、赤ワインビネガーを加えオイルと馴染ませます。
ビネガーが半分弱になるぐらいまで煮詰めたら白ワインを加え、アルコールを飛ばします。
ワインが煮詰まってきたら鶏肉がかぶるぐらいの水と取りだしたニンニク、唐辛子を加え中火弱で20分ほど煮込みます。
ソースが煮詰まってトロリとしてきたらOKですので、鶏肉を取り出します。
残ったソースにバターを加え、好みの濃度に調整します。
お皿に鶏肉とジャガイモを並べ、ソースをかけて黒胡椒を挽き、刻んだイタリアンパセリを散らしたら完成です。
【所要時間】45分
【コメント】
気温が下がってきて煮込みが美味しい季節になってきました。
この料理のポイントは赤ワインビネガーです。
ビネガーがソースに美味しそうな香りと照りをプラスしてくれて、水だけでもこれだけ美味しいソースに仕上げてくれます。
次回はトマトを使ったカッチャトーラを作ってみたいと思います。

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