イタリアのパン粉と日本のパン粉

今日はレシピの前にちょっとしたイタリアの思い出を。
イタリアのパン粉って日本の生パン粉みたいなものではなくて、目が細かいものがスタンダードなんです。
なので、たまに日本食が恋しくなって豚肉買ってきてトンカツ作ってみても、なんか望んでたものとは違うんです。
(とんかつソースは日本製のが売ってました)
あの衣サクサク感がない・・・・
テルマエロマエの著者、ヤマザキマリさんがイタリア生活を題材にしたマンガにパン粉を題材にしたものがありまして、日本風のパン粉に飢えていたヤマザキさんはパンをわざと硬くしてからそれを砕いてパン粉にして、自然乾燥させていたら同居人のイタリア人が無断で全部パンツァネッラにしたりとか、日本からのお土産にパン粉が入ってたときは嬉しさのあまりトンカツ作りまくって冷凍庫がトンカツだらけになったとか書いてらっしゃるのを見て、
「わかる! わかるよその気持ち!!!」
と妙に共感したのを覚えています。
これたぶん、普通の人が読んだら「たかだかパン粉でなんで?」と思われるんじゃないかと思うんですけど、ほんとパン粉は恋しくなる日本食材のひとつでした。(←日本食材なのでしょうか?笑)
パン粉でもうひとつ思い出しましたけど、イタリアで知り合った外国人がなぜかトンカツ大好きで、「俺の家に来てトンカツ作ってくれ!」と言われなぜだかトンカツフェスタが開催されることに。
「トンカツだけだとアレだし、食べにくいのもあるから串カツはどう?」
と聞いたら
『なんだその串カツというのは?』
と聞かれ
「いろいろな食材を串に刺して、トンカツと同じように衣をつけて揚げるんだよ。フェスタならこっちのが食べやすいでしょ。」
と答えたら
『それにしよう!!!』
ということになりまして、
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仕込みましたよ、串カツ200本以上。
って、日本でもそんなのやったことなかったのに。(苦笑)
これから外国で暮らそうというみなさん、まず間違いなく「日本食作ってくれ!」は言われると思いますので、心の準備をぜひ。

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