イタリア生活で驚いたことの1つに、ピーマンがあります。
イタリアのスーパーや八百屋さんには赤や黄色のものしかなくて、日本でよく見かける緑色のがなかったんです。
「これってパプリカだよね？ なんで緑のピーマンないんだろ？？？」
と思っていたある日、スーパーの野菜売り場で奇妙なピーマンを見つけました。
そのピーマンは半分が緑色で、半分が赤い色をしていたんです。
「えっ！？ 今の今までピーマンってブロッコリーみたいな緑色した野菜だと思ってたけど、トマトみたいに緑から赤になるものなの？？？」
子供たちの嫌いな野菜ランキングの上位にいつも出てくるピーマン。
完熟していないまだ若いものをピーマンだと思って食べさせられてるなんて、子供たちもピーマンもちょっと可愛そうです。
真っ赤に熟したピーマンはとても美味しいのに。
日本とイタリアの子供たちに色鉛筆でトマトの絵を描いてもらったらどちらも赤い色を使うと思いますけど、ピーマンの絵を描いてもらったらきっと違う色になるんじゃないかと思います。
【材料１人分】
ジッリ 100g
サルシッチャ 50g
黄パプリカ 1/2個
ミニトマト 6個
EXオリーブオイル 大さじ1
バター 10g
塩(細粒)、塩(粗粒)、香りのEXオリーブオイル、パルミジャーノ、白ワイン、イタリアンパセリ、黒胡椒 適量
【作り方】
大き目の鍋にお湯を沸かして、沸騰したら水1Lに対して1%の塩(粗粒)を入れます。
パプリカをざくざくカットし、サルシッチャの皮を取り、適当な大きさにちぎります。
フライパンにEXオイルを入れ加熱し、温まったらパプリカを加え中火強でしっかり焼き色をつけます。
パプリカに焼き色がついたらサルシッチャを加え、サルシッチャに焼き色がついたら白ワインを加えます。
白ワインのアルコール分が飛んだらいったん火を止めます。
パスタをパッケージの茹で時間通り茹でます。
残り2分でフライパンを加熱し、残り1分でミニトマトを投入→残り30秒でソースと同量弱のパスタの茹で汁とバターを加え、フライパンを細かくゆすって乳化させます。
茹であがったパスタをフライパンに加え和えた後、火を止めてパルミジャーノを加えよく混ぜます。
お皿に盛りつけて香りのEXオイルをひとまわしして黒胡椒を挽いてイタリアンパセリを散らしたら完成です。
【所要時間】35分
【コメント】
サルシッチャとパプリカの相性も抜群です。
ミニトマトをギリギリまで入れなかったのは、できるだけ形を残したいと思ったからなんですが、それでもこんなになっちゃいました。(苦笑)
いっそパスタと和えるときに初めて加えたほうが良かったかもしれません。
百合の花、という意味の名前を持つジッリというショートパスタも、このソースにピッタリでした。
どことなくペンネと似てますが、ペンネのように穴があいたパスタではなく薄い生地を巻いている感じですので、しっかりとした存在感がありながらもペンネより優しい口当たりになります。
こちらもぜひお試しくださいませ。