奇跡の苺

5月になり、神戸も暖かくなってきて風が気持ちいい毎日が続いています。
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2月の大雪の日のことを、覚えていらっしゃいますでしょうか?
あの日、雪の重みに耐えられず一夜にして20棟を越えるビニールハウスが壊れてしまった苺農家の方から、苺が届きました。
倒壊後に潰れたビニールハウスの中から使える部品を取り出し、自力で何棟かのビニールハウスを復旧して育てられた苺。
「今年もし収穫出来たら、それは“奇跡の苺”だと思います。でも絶対に奇跡の苺、育ててみせます。」
とおっしゃっていた、貴重で希少でいろいろな思いの詰まった大切な大切な苺を目の前にして、なんだかとても嬉しくて感慨深くて食べるのがもったいなくて・・・・・
こんなに大きいのに、甘くて、瑞々しくて、香りが良くて。
あんな経験をしたからか、生命力に満ちあふれているような苺でした。
事務所の中が苺の幸せな香りに包まれて、思わず笑顔になってしまいました。
(今も苺をいただきながらブログ書いてます・笑)
ragolamiracola.jpg
写真でおわかりいただけますでしょうか?
これ、ほんと1粒がめっちゃ大きいんです。
すごいです。
びっくりします。
比較対象にスーパーで普通の苺買ってこようかと思ったぐらいです。(笑)
正直、僕なんかにはもったいない苺なのですが、ありがたく、美味しくいただきました。
心から感謝です。
そして、苺と一緒にいただいたお言葉は僕にとって苺と同じぐらい大切なものです。
「今シーズンはまだ何が起きるかわからないけど、今年しか経験できないことをしようと思っています。
人の優しさ
普通であることの幸せ
本当に必要なものはなにか
雪の日からこれらのことを学びました
今年はもっともっと、いろんなことを学ぼうと思います。」
僕は、阪神大震災なんて起こらなければ良かった、って今でもそう思ってますけど、それでもあの震災を経験したからこそ気づけたこと、学んだこと、教えてもらったこと、返さなければいけない恩と応えなければいけない気持ちがあると思っています。
なにかできること、ひとつ。
僕は僕なりに、微力ながら自分にできることをこれからも続けていきたいと思います。

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