岐阜で作られる本物のパルマ産生ハム、BON DABONのペルシュウ

ある日、友人のシェフがSNSに「心が震えるぐらい感動する生ハムに出会った」と投稿してたんです。
それを見た僕は、「どこの生ハムなんかな、イタリア? それともスペイン?」なんて思ったのですが、しかし。
その後、友人と電話で話したときに、
僕「こないだの生ハムってどこのやつ?」
友『岐阜です。パルマで修業した職人さんが岐阜で作ってる生ハムです。』
僕「日本なの!? でもその話、なんか聞いたことある。岐阜で美味しい生ハムが食べれるってなんか調べてるときに引っ掛かった。」
(なんだかんだと長話した後で)
友『僕、休みの日を使ってちょっと岐阜まで行ってこようと思うんです。』
僕「日曜日やったら僕も一緒に行くよ!」
って話になったのですが、諸事情により友人は平日に訪れることになったため僕は同行できなかったのですが、とりあえずお土産として生ハムをお願いしました。
parsut.jpg
お気に入りの赤ワインと一緒に、生ハムそのものを味わうために他には何も用意しませんでした。
まず、この梱包の仕方から生ハムへの愛情が伝わってきます。
真空パックなんかじゃありません。
丁寧に施されたラッピングの中から現れた生ハムを見て、まずその美しい桜色と、きめ細やかな肉質に目を奪われました。
そして、芳醇かつ優しい香りを楽しんだ後、生ハムを口に含むと驚きでちょっと頭が混乱してしまいました。
「なんだこのやわらかさ!?」
1枚、また1枚と口の中で咀嚼していく中で、僕は自分の考えが間違っていたことに気づきました。
この生ハムの存在を知ってから僕は、「もしかしたら今まで食べたすべての生ハムの中で1番美味しいのかもしれない」と胸に大きな期待を抱きながらこの日を楽しみにしていました。
でも、実際に食べてみると今まで僕が食べてきたどの生ハムと比べても違う存在で、比べようがなかったんです。
「これ、もし例えたり比べたりするならカルパッチョとかそっちの方かも・・・・・・」
それは生ハムというようりは、まるで上質なお肉のお刺身のようでした。
そして、「この生ハムは生きてる」とも思いました。
学生時代、当時はまだ一般には輸入許可がおりていなかったパルマ産生ハムと大学の研究室で出会い、その美味しさに感動し、ついにはパルマの生ハム生産者の元で8年間修行されたBON DABONオーナーの多田さん。
受け継いだ伝統と培ったご自身の技術を元に、本物のパルマ産生ハムを作るために適した場所を探し、岐阜県関市に工場を構えたのが2010年。
パルマ産生ハムはDOPに認定されているため、パルマ産生ハムとまったく同じ製法で作ってもパルマ以外の場所で作ったものは「パルマ産生ハム」を名乗ることが出来ません。
そこで多田さんは、パルマ産生ハムの職人であることの誇りを胸に、パルマの職人たちがパルマ産生ハムを呼ぶときの現地の言葉、「ペルシュウ」という名前を、自らが作りだす生ハムにつけたんだそうです。
多田さんのプロフィールはじめ、パルマ産生ハムへの思い、今日本国内で食べられている生ハムについて、などはHPをご覧いただければと思います。
今日も友人とこの生ハムについて、友人が多田さんと話したとこについてさんざん電話で話したこともあってまだまだブログに書きたいことは山ほどあるのですが、あまりにも長くなりそうなのでこのへんにしておきます。(笑)
まずはHPをご覧くださいませ。
そして、この素晴らしいペルシュウを味わっていただければと思います。
◇BON DABONのHPはこちらからどうぞ
※誠に申し訳ございません、楽天市場の店長ブログでは外部リンクが認められていませんので、お手数ですがBON DABONで検索をお願いいたします。

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