サンダニエーレ産生ハムと赤黄のピーマン、ズッキーニのキタッラ

イタリアで暮らし始めて驚いたことのひとつに、ピーマンがあります。
スーパーには山積みされた赤と黄色のピーマンは売っていたのですが、日本でいつも見かける緑のピーマンが売ってなかったのです。
「これってパプリカだよね? なんでこの国ピーマン売ってないんだろ???」
なんて思っていたのですが、しかし。
ある日のスーパーで、異様な赤パプリカを発見したのです。
1/3ぐらい緑色で、残りの2/3が赤いパプリカ。
「なにこれ!? ピーマンって、僕の中ではブロッコリーのように緑色した野菜だと思ってたけど、実はトマトのように緑から赤に変化するの???」
日本の子供に聞く嫌いな野菜の上位に必ず入ってくるピーマン。
でも日本で普通に食べてるピーマンがまだ熟していないもので、それを食べて日本の子供たちが嫌いだと言ってるとしたらちょっと残念なことですよね。
『ピーマンの色って何色?』
もし、子供たちにこんな質問をしたら、日本とイタリアでは違った答えが返ってくると思います。
chitarra al crudo e peperone.jpg
【材料1人分】
キタッラ 100g
サンダニエーレ産生ハム 3枚
EXオリーブオイル 大さじ2
赤ピーマン 1/3個
黄ピーマン 1/3個
ズッキーニ 1/3本
ニンニク 1片
唐辛子 1本
岩塩香りのEXオリーブオイルパルミジャーノ、白ワイン、ルーコラ、黒胡椒 適量
【作り方】
大きめの鍋にお湯を沸かして、沸騰したら水1Lに対して1%の岩塩を入れます。
ニンニク1片を包丁やビンの底で潰し、皮と芯を取り除きます。
冷たい状態のフライパンにEXオイルを入れ、ニンニクを加えます。
フライパンを傾けてニンニクを揚げるような感じにして中火で加熱し、沸騰してきたら弱火にします。
唐辛子は縦に2つに割って種を取り除きます。
ニンニクがキツネ色になってきたらフライパンを火から外し、唐辛子を加えフライパンを回してオイルに辛味を加えます。
細切りにしたズッキーニと赤黄ピーマンを中火強で炒めます。
野菜に焼き色がついたら、生ハム1枚を弱火で炒めます。
香りがたってきたら、白ワインを入れて強火にし一気にアルコール分を飛ばし、炒めた生ハムを取り出します。
パスタをパッケージの茹で時間より1分短く茹でます。
ソースと同量弱のパスタの茹で汁を加え、フライパンを細かくゆすって乳化させます。
茹であがったパスタをソースに和え、EXオイルと茹で汁、塩とパルミジャーノで味と濃度を調え生ハムを加えざっくりと混ぜ合わせます。
お皿に盛りつけて香りのEXオイルをひとまわしして、黒胡椒を挽いたら完成です。
【所要時間】 30分
【コメント】
生ハムを最後に飾るのではなく、ちょっとだけ余熱を加えることでまた雰囲気が変わってきます。
このへんは気分やお好みでどうぞ。
赤と黄色のピーマンにズッキーニを加えると、彩りが鮮やかになりますね。
僕の好きな組み合わせです。

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