生ハムとメロン、って美味しいですか?

イタリア料理の前菜として有名な生ハムとメロン。
個人的にはずっと、「なんで生ハムとメロンを一緒に食べなあかんねん。別々に食べたほうが絶対美味しいやん。」と思ってました。(笑)
あるときアルポルトの片岡シェフとお話しする機会があり、生ハムとメロンの話題になったのですが、シェフは「それは本当に美味しい生ハムとメロンを食べたことがないからだよ。」と仰ってました。
で、先日美味しいメロンをいただいたので、片岡シェフの言葉を思い出し生ハムとメロンを作ってみました。
prosciutto e melone.jpg
【材料1人分】
サンダニエーレ産生ハム 2枚
赤肉メロン 1切れ
EXオリーヴオイル、イタリアンパセリ 適量
【作り方】
メロンを適当な大きさに切り、生ハムをのせます。
EXオリーブオイルをひとまわしして、イタリアンパセリを飾ったら完成です。
【所要時間】5分
【コメント】
まぁなんと言いますか、なかなか美味しかったです。
これならアリだな、と。(笑)
あらためて重要だと思ったのは、素材の良さとそしてEXオリーブオイルです。
EXオリーブオイルが、生ハムの塩味とメロンの甘さをつなぐ大事な役割をしてくれました。
メロンの甘みとサンダニエーレ産生ハムのやわらかな塩味、そして香り高いフルーティーなEXオリーブオイルがメロンと生ハムの香りを包み込む・・・・・・
片岡シェフの仰った言葉が、今になって少しわかったような気がしました。
余談ですが、僕はスーパーで国産の生ハムを見ると悲しくなります。
本来生ハムの原材料は豚肉と塩だけなのに、多くの国産生ハムの原材料の欄にはありとあらゆる添加物が記載されています。
にも関わらず、「国産だから安全」だとかなんとか・・・・・・・
やろうと思えば日本でも美味しい生ハムは作れると思うんですけどね~。
14ヶ月とか20ヶ月も時間をかけたくないんでしょう。
味と伝統を重んじるイタリアと、革新と経済効率を重んじる日本。
はたしてどうなんでしょうね?
数はごくわずかながら日本にも素晴らしい作り手がいますので、ぜひ頑張ってほしいものです。
もちろん、本場イタリアの生産者も負けずに頑張ってもらって、お互いに切磋琢磨してほしいと思います。

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