バレンタインの聖地でトリュフの名門が作ったトリュフチョコ

前回ご紹介させていただいたトリュフチョコレート イタリア北部、ピエモンテのタルトゥフランゲのものでしたが、今回ご紹介させていただくのはイタリア中部ウンブリアのウルバーニのトリュフチョコレートです。
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ウンブリアといえば僕が暮らしていたペルージャのある州で、僕にとっては第2の故郷と言ってもいいぐらい思い出深いところです。
季節になると街の小さな高級食材店にフレッシュトリュフが並び、僕も「1年に1度だけの贅沢!」と思いきって買ってパスタのかけて食べてました。
ウルバーニのトリュフチョコには黒トリュフ入り白トリュフ入りの2種類があるのですが、黒トリュフ入りのほうはあくまでもチョコレートで、後から優しくトリュフが現れます。
一方の白トリュフ入りはまず最初に強烈なまでの白トリュフの香りが口の中に広がり、後から優しくチョコレートの甘さがやってきます。
どちらも個性的ながら正反対のチョコレートです。
また、ウルバーニはバレンタインデーの聖地テルニのそばに本社があります。
テルニにはイタリア語でサンバレンタインを意味するサンヴァレンティーノ教会があり、そこには聖人ヴァレンティーノが今も眠っています。
その昔、異教徒とキリスト教徒との結婚をも祝福したためにローマの元老院に迫害され、2月14日に殉死したと伝えられるヴァレンティーノ司教。
後に聖人となったヴァレンティーノはテルニの町の守護聖人であるとともに、愛の守護聖人となって現代においても2月14日を特別な日にしています。
バレンタインの聖地で生まれたチョコレートに、こんな物語を添えて大切な人に贈ってみてはいかがですか?

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