トスカーナの伝統的な焼き菓子、カントゥッチ新発売です。

トスカーナの伝統的な焼き菓子、カントゥッチが新発売です。
またの名をBiscotti di Prato(ビスコッティ ディ プラート)=プラートのビスケット、やCantuccini(カントゥッチーニ)=小さいカントゥッチ、とも呼ばれるカントゥッチは、花の都フィレンツェを州都とするトスカーナの伝統的な郷土菓子です。
※プラートはフィレンツェ近郊の町の名前です。
ヴィンサントという甘いワインに漬けて食後に食べるのが一般的ですが、カプチーノやエスプレッソ、紅茶を合わせても美味しいです。
320albiocca_rms2.jpg
(写真はアプリコットのカントゥッチ、僕のイチオシです)
僕が初めてカントゥッチを食べたのはフィレンツェのイル ラティーニというレストランで、たまたま相席した見知らぬイタリア人の方と仲良くなって、その方が食後に食べてるのを見て「それ何?」と聞いたら「トスカーナの伝統的なお菓子で、こうやってヴィンサントに漬けて食べるの」と教えてくれた上、「食べてみる?」と僕にも勧めてくれたのが最初です。
一口食べたときの感想は「なんて硬いビスケットなんだ」と思ったのですが(苦笑)、言われるがままにヴィンサントに浸してカントゥッチが少し柔らかくなったぐらいで食べるとヴィンサントの香りも相まってとても美味しく感じました。
食後酒という風習は日本にはなかなかないでしょうから、朝、コーヒーと一緒に朝食代わりにお召し上がりいただいたり、穏やかな午後のひと時を過ごすティータイムにお召し上がりいただければと思います。
450afs_can_ciocco.jpg
(こちらはチョコレートの入ったカントゥッチです。ごろごろ入った大きめチョコがまた美味しいんです)
それにしても、あの頃の僕なんてイタリア語ほとんど話せなかったのに、なんとか会話して通じあえた上に、こうしてそのときの会話とかエピソードとかも覚えているというのが今思うと不思議です。
でも、初めてイタリアに行ったときから感じてたんですけど、なんかこの国は言葉が通じなくても楽しいというか意志の疎通が出来るというか。(笑)
フィレンツェに行ったときはたいていランプレドットのパニーノ食べてカントゥッチお土産に買ってたような気がします。
僕にとってはそんな思い出もあるカントゥッチで、ぜひぜひトスカーナを感じていただければと思います。
215afs_can_pistacchio_rms.jpg
(カカオとピスタチオです。ピスタチオの緑が映えます)
◇9種類のカントゥッチはこちらからどうぞ
https://item.rakuten.co.jp/italiaya/c/0000000308/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です