僕がイタリアで暮らしてた頃も目にしたことはなかったです、シチリア産プリメルーチのパスタ。
そんなプリメルーチのパスタに、新しい種類が登場です。
同じソースでもパスタの種類を変えるだけで雰囲気がガラッと変わったり、逆に同じパスタでもソースの種類を変えるだけでまた違う楽しさを発見できたりします。
一般的に日本でパスタと言いますとロングパスタが主流だと思いますが、いろいろなパスタをお試しいただくことでパスタを作る楽しみも広がってくると思います。
最初はなんだかよくわからなかったり上手くいかなかったりすることもあるかと思いますが、試していくうちに自然と「このソースにはあのパスタだな」とかイメージがふくらんできたりします。
（経験者は語ります・笑）
今まで使ったこともないような、不思議な形のパスタにぜひぜひチャレンジしてみてくださいませ！！！(笑)
◇あえて言うならきし麺のような幅広パスタ、フェットゥチーネ（リングイーネ？）
https://item.rakuten.co.jp/italiaya/pri-fett/
◇イタリア語で巻き髪、カールを意味しますbuccolo（ブッコロ）の複数形buccoli（ブッコリ）。イメージとしてはガルガネッリに近いかな、と思います。
https://item.rakuten.co.jp/italiaya/prime_buccoli/
◇定番のショートパスタ、ペンネリガーテを半分（mezze/メッツェ)にしたショートパスタです。ペンネリガーテほどの存在感はなく、いろいろなソースとの相性もいい使い勝手のいい感じです。ちょっと控えめなペンネリガーテ、と言ったところでしょうか。
同じペンネでも長さが半分になるだけで変わる雰囲気をお楽しみいただければと思います。
https://item.rakuten.co.jp/italiaya/prime_mezzep/
◇イタリア語で指抜きを意味するditale（ディターレ）の複数形、ditali（ディターリ）。
長い筒を短くぶった切ったような形です。スープに浮かべるほど小さくはないのですが、フォークで刺して食べるほど大きくはない感じです。
南イタリアの家庭でトマトソースと合わせて使っていそうなイメージです。
https://item.rakuten.co.jp/italiaya/prime_ditali/
◇1つ1つがかなり大きいパスタですリガトーニ。
ラグ―やクリームソースなど濃厚なソースによく合います。
パンチのきいたパスタを作りたいとき、なんだか小麦を噛みしめてもりもりパスタを食べたいとき、そんなときにぜひ。
https://item.rakuten.co.jp/italiaya/prime_rigatoni/
最初にご紹介させていただきましたフェットゥチーネですが、パスタのパッケージには（No.9 Fettuccine）と書いてあるものの、プリメルーチのイタリアのHPを見ますとなぜか（No.9 Linguine）と書いてあります。
そもそもは、あるお客様にプリメルーチのリングイーネのお問い合わせをいただいたことから始まりまして、僕がインポーターの方に
「プリメルーチのイタリアのサイトではNo.9リングイーネ載ってるんですけど、御社ではお取り扱いないですよね？」
と電話で話しましたところ
「・・・No.9ですか？ No.9はウチではフェットゥチーネになってるんですけど？？？」
となって2人してイタリア人のフリーダムさに呆れた次第です。
そう言えば以前、このプリメルーチのスタッフが展示会で日本に来られたとき、一般的にはマファルデと呼ばれている形のパスタの名前がマルゲリータという名前だったのを不思議に思って、イタリア人に聞いてみたんです。
「どうしてマルゲリータという名前なんですか？」
その僕の問いに対する答えが、
『君は自分の子供が生まれたら、好きな名前を自由につけるだろ？ それと同じでパスタにも自由に名前つけていいんだよ。』
でした。
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（イヤ、ペンネの形したパスタにスパゲッティとかつけたらそれは混乱するだけだし、そもそもマルゲリータと聞いて一般的に思うのはピッツァでしょ！？）
なんて心では思ったものの、
「なにか深い意味や歴史や伝統や方言的なものがあるのかと思って聞いてみたけれど、これ以上聞いても大した答えは返ってこないんだろな。」
と思って話題を変えました。(笑)
そんなことがあっての、今回のフェットゥチーネorリングイーネです。
がんばれ、イタリア人。
ちなみに、実際のパスタは一般的な感覚からしますとフェットゥチーネよりはリングイーネと言って差し支えのない太さだと思います。
個人的には、ブッコリ超お薦めです。