今年もこの季節がやってきました、この1年でご紹介させていただいたレシピの中から僕が印象に残っているものを勝手にランキング！
去年まではベスト5だったのですが、今年はどーにも決め切れなかったのでベスト6で！(笑)
まずはなぜか毎年存在するこの番外編から。
(このコーナー、はたして意味あるのでしょうか？・笑)
【ペルージャでもよく作ってました思い出の一皿】
サルシッチャとズッキーニを使った炒飯
普段からあんまり白いご飯とか食べないので、ペルージャで暮らしてた頃もそんなに日本食恋しいとかはなかったんですけど、単純にこのサルシッチャの炒飯は美味しかったのでけっこー作ってました。
僕にとっては懐かしい思い出の一皿なのですが、これほんと美味しいのでぜひぜひお試しいただきたい炒飯です。
ではでは、ここからランキング。
【５位】
帆立とアンチョビペーストのクリームソースのフェットゥッチーネ
放ったらかしにしている某所でも今もなぜかアクセスランキングの高いアンチョビペーストのパスタです。
簡単さに対する美味しさというコストパフォーマンス的なものがあるとしたら、これはかなり高い一皿だと思います。
あ、このパスタ作るときは絶対バゲット忘れないでくださいね。
ソースにバゲットを浸して食べるのがこれがまたたまらないんです。
【４位】
サルシッチャとひよこ豆、ズッキーニのパスタ
僕は普段あまり豆を食べない方なのですが、イタリアでは地方によって豆を使う料理が多かったりします。
これは豆を滅多に使わない僕にしては上手く出来たので印象に残っている一皿で、
サルシッチャとひよこ豆、タマネギの奏でるハーモニーがとてもとても素敵でした。
とは言っても、おしゃれとか上品とかとはほど遠くて、「なんかウンブリアの田舎町のトラットリアでこんなの出てきそう」みたいな感じがうれしくって。(笑)
とりあえず明日の毎年恒例大晦日パスタはこれをアレンジした一皿にします。
【３位】
坂越産牡蠣とハマグリのリゾット、クレソンの香り
1月から順番に写真を見返していったんですけど、このリゾットはほぼ1年ぶりに見たにも関わらずその美味しさが鮮明に浮かんできました。
まあ、はっきり言って素材の勝利なんですけどね。(笑)
こちらも去年に続く元旦フェスタに登場する予定です。
美味しそうな坂越の牡蠣を仕入れてきたでございます♪
【同率３位】
アワビとズッキーニのリゾット
先日登場したばかりのリゾットですが、これもまたとんでもなく美味しかったです。
ま、牡蠣に続いて完全に素材の勝利な訳で僕は大してなにもしてないのですが・・・(苦笑)
ランキングを5個に収めるためにリゾットをどちらか1つにしようかとも思ったのですが、どちらも外すことが出来ない美味しさでしたので無理矢理6個にしました。
殻付きのアワビとかなかなか手にすることもないんですが、また機会があればぜひぜひ作ってみたいと思わせる美味しさでした。
【２位】
ブロッコリーとアンチョビのリングイーネ
間接的な塩味、とブロッコリーにバジリコを合わせることではっきりとした輪郭を作りだせる、ということを教えてもらった、ある意味で今年1番僕にとって役に立ったパスタかもしれません。
シンプルだからこそ奥深い、とでも言うのでしょうか。
あまりにシンプル過ぎて豪華さに欠けるためまだ誰にも食べてもらったことがないのですが、機会があれば誰かに食べてみてほしい一皿です。
【１位】
1歳4ヶ月の赤ちゃんに食べてもらうための鶏ミンチとブロッコリーのフジッリブカーティにリコッタチーズを添えて
僕史上最年少、1歳4ヶ月の友人の娘ちゃんに食べてもらうために考えたパスタです。
僕は、本当に美味しいものを食べたとき人は無意識の内に笑顔があふれてくると思っているので、子供でも赤ちゃんでも“美味しい”は伝わると信じています。
食べやすいように、食べてもらえるように僕なりにいろいろと考えてみて、当日は「ちょっと多いかもしれないけど余ってもいいや」ぐらいの気持ちでパスタ60g茹でたのにかなりのハイペースで完食してくれました。(嬉)
やっぱり子供たちに喜んでもらえるというのは嬉しいです。
子供は素直なので、感想がそのまま表情やお皿に出ますから。(笑)
【2013年総括】
このランキングを作るとき、まずは1月から全部の写真を文章を読まずに見返していって、印象に残っていたものをピックアップしてから絞り込んでいくんですね。
で、今年は全部で159個のレシピ(パスタ以外も含みます)をご紹介させていただいたんですけど、僕の記憶を頼りに「あ、これランキングに載せてもいいかな？」と思って最初に選んだ候補は全部で15個でした。
ポルチーニやキャビアのような「完全に素材の勝利！」的なものは美味しかったけどランキングには入れないでおこうと思っていたのですが、それでも単純計算で僕は10回に1回ぐらいしか自分で本当に美味しいと思うものを作れていないということですね。(苦笑)
残りの140個はだいいたい、「それなりに美味しい」とか「普通に美味しい」とかそんな感じです。
まあ、「これもひとつやったな」とか思うのはほとんどなかったのがせめてもの救いですが。
先日のフェスタであらためて思ったのですが、やっぱり料理は自分のために作るよりも誰かのために作る方が楽しいし美味しくできます。
新しい1年も食べてくれる人のために、そしてなによりこれを読んでくださっているみなさまの食卓に広がる大切な方の笑顔のお手伝いが出来るように、楽しみながらパスタを作っていきたいと思います。
2013年もどうもありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
お節に飽きたら、パスタもね♪(笑)